パトカーの車検見積もりを依頼された

いきなり車検の見積もりをしてほしいと地元警察署から電話が入った。
電話の初期応答が自分ではなく、自分がほかの作業で手が離せなかったため、
警察車は指定ディーラーで検査してるのでは？
ウチに依頼する理由を尋ねるように指示した。
答えは、見積もりが予算をオーバーするのでそちらでお願いできないか？という理由らしい。
年度末。か。
断る理由もないので昼からなら大丈夫だと伝えてもらった。
昼過ぎ来店。
ウチで一番早く一番正確に車検をこなせる従業員にリフトアップして見える範囲での検査不合格箇所および要整備箇所をピックアップしてもらってる間に、自分はＰCに車両のデータを入力し、過去３回の２４ヶ月定期点検記録簿をチェック。この６年に何を交換してるか・・・
整備工場は地元のトヨタ系ディーラー。すべて同じ事業場だった。
整備箇所は…なし。
ディーラー系は記録簿と交換作業、交換部品が別々に発行されることが多いが、記録簿に良好のレ点が入っている以上、何もしてないと判断するしほかない。
車両のチェックが終わったので要交換部品の金額を部品商に問い合わせている間に作業工賃をひらい出し、写真を何か所かプリントアウトし、返ってきた返答の金額を入力し。見積書の完成。
平成２２年式で走行２９万弱の１．３Ｌクラスの国産車両。諸費用含め２８万円弱。

見積りと写真を手渡し、リフトで不具合状況の説明。見て確認できるところは確認してもらった。内容は控えるが・・・
検査を通るようにできるだけ安くすることはできます。が、路上でパトカーが故障レッカー待ち・・・なんてのは避けたいでしょう？僕の自家用車なら買い替えを考える状態です。上司に報告、相談してみては。と、一度帰ってもらった。
後日電話があり、上司と相談し、別の方法を考えることになった。と。
分かりにくい表現で理解しがたいんだが、とにかくウチでの検査受けはなくなった。
時間をとらせたこと、現状の説明がよくわかった。今回は依頼できないがまたよろしくお願いしますと、感謝の気持ちは伝わってきた。
警察車両・救急車両の整備は、せめて車検前の時期にでも車検に通る状態で維持、使用してもらいたいと思った。
公用車は・・・、公的機関は・・・書類優先。現場とデスク。折り合う箇所・・・か。