アトラス N2F23 ミッション入らない点検

”クラッチ踏んでもギヤ入らない”で天野地区まで出張、クラッチペダルを数回踏んでもらって
レリーズフォークが動いていることを確認。
ミッションの中、クラッチに異常と判断。
下り坂まで手押しして、下り坂で押し掛け。8kmの自社までの道をクラッチを使わずに回送。
今回はエンジンがかかるのでギヤチェンジのタイミングのみでOK。
エンジン不動の車は天野峠のトンネル西側までけん引し、そこからは重力でうまくいけば自社まで、
対向車や信号の関係で、うまくいかなければ”こんにゃくの里”前で、数メートル手押し、自社前の
交差点でけん引しての入庫になる。
今回の車両は一週間ほど前、事故でキャビンを載せ替えた車両だったので、何か落ち度があったのかと
不安だったが、ミッションの中だったので安心した。
いざ、ミッションを下ろしてクラッチを見ると

レリーズベアリングが粉砕
ミッション側のトップカバーも摩耗、新しいレリーズベアリングをはめてみたががガタガタ。
レリーズベアリングが粉砕して、カバーに破片がはまり込んでる。
クラッチカバーも一部粉砕。
右下が新品のレリーズベアリング、左半分が粉砕したベアリング。ボールはミッションケース内に転がってた。

レリーズベアリング・クラッチディスク・クラッチカバーの3点のほかに、今回はミッショントップ
カバー、レリーズシリンダを交換して作業終了。
距離はちょうど40万キロなので仕方がないといえば仕方がないが、実際に不具合を感じないと
なかなかお金を費やそうとは思わないのが皆の心情。
まだ、自宅で起きただけ幸福だと思う。
高速道路とかなら事故になりかねない。
クラッチを使わずに走行する方法をお伝えしておきましょう。
止まらないように走るのが理想なんですが、どうしても信号に引っかかるとかで停車しないといけない
時は、Lギヤに入れてエンストさせる。
発進は、そのままクランキング、車両が進んでエンジンがかかったら徐々にシフトUP。
シフトUPはクラッチを踏むタイミングで踏まずに変速するだけ、シフトダウンはアクセルを一度
あおって、一つ下のギヤに入れる(回転が上がらないと入らない)と思いながら入れる。
スコッとは言って走れると結構楽しいですよ。

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