トヨエースが京奈和道で走行不能に。

平成10年式のLY121、積載1.5tのトヨエースが京奈和道走行中に失速し動かなくなったとTELが入った。
走行は3万キロそこそこ。
今年の5月に6ヶ月の法定点検を当店で受けている。
何か不備があったかな?と、内心ドキドキしながら後部支援車輌とともに積載車で現場へ。
動いている間に路肩に入れたみたいで車両は走行車線外で止まっていた。
早速話を聞こうと近寄っていくとクラッチの滑った臭い。と同時に安堵感。
話を聞くと普段はAT車両しか載ってないのだけど、仕事でたまにこの車に乗るらしい。
個人使用でない、会社もちで何人もの人が乗る車両は短命になることが多いが、今回はお歳だろう。
回送車に積み込み工場に帰宅、リフトに押し込んでミッション脱着。

なんじゃこりゃ?
長年にわたって徐々に摩耗した感じでない。
とりあえずクラッチハウジング内をエンジンクリーナーを掛け、高圧洗浄。

クラッチカバーをフライホイールから外してみると・・・

クラッチ・ディスクは粉々、クラッチ・カバーは割れている。
荷台を見てもそんな重そうなものは積んでない。
京奈和道でなったのは不運だが、事故にならなかっただけでもありがたい。
製造から24年。距離3万キロ。見えない箇所も経時疲労しているものだ。とあらためて思った。

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