CM60 タウンエース エンジンかからない

CM60のタウンエーストラック、平成8年式、21万キロオーバー。
数か月前にも”エンジンかからない”で出張。
その時は、セルモーターは勢い良く回っていたので燃料系だと思い回送して修理。
燃料ポンプはO.Kなのにインジェクションノズルに燃料来ない。
原因は、インジェクションポンプのフューエルカットソレノイドに行く配線が、硬化、半ばちぎれかけてました。
原因箇所の配線をバイパスして修理。で完了したんですが…
今回は、現地で、スタートまでキーを回しても”カチッ”音がするだけでエンジンかからない。
バッテリーをジャンピングするも症状は変わらず。セルモーター?と思いつつ、お客さんにスタートまで廻し続けてもらいながら、車両下にもぐってセルモーターをハンマーで軽る衝撃を。
エンジンスタート。
セルモーターのメイン接点かな?と思いつつ自社に回送。
セルモーターを取り外し点検。

プランジャケースのカバーを取り外し、プランジャ自身を抜いてみると

メイン接点が段付き摩耗。プランジャー側の接点も焼け。

車齢25歳で、21万キロオーバーなので、セルモーターはリンク品交換で許可をもらいました。

セルモータの歯が噛みあうフライホイール側のリングギヤも一周廻して点検。一番減ってるところでこんな感じ。
ほんとに25歳?21万キロ?っていうほど綺麗。

セルモータを組みつけて完成。部品代、工賃、消費税まで入れて2万9千円弱でした。

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