マツダCX-5 エンジン力ない

平成25年式のマツダCX-5(型式:LDA-KE2FW 原式:SH)、走行は約16万キロの入庫です。
エンジン警告灯が点灯し全く走らないとのこと。
まずはダイアグノーシス点検→ターボチャージャ系統異常、排気圧センサーNo.1異常 が入力されていた。
症状の確認に一般道を走ろうとすれば力がないのはすぐにわかった。
工場に戻って、ダイアグノーシスをクリア、再び公道へ。
高野山向きに坂道を上ると快調。ターボも効いてる。ターボに異常があるようにはとても感じられなかった。
が、UターンしようとしてアクセルをOFFした瞬間にエンジン警告灯点灯&エンジン不調。
どうやらフェイルセーフがかかってそう。

再び工場に戻ってダイアグノーシス点検→ターボチャージャ系統異常のみ入力。
ターボは大丈夫そうだったけどな。と思いつつ、ターボ手前のインテークホースを外しターボのインテーク側のコンプレッサインペラのガタを点検→異状なし。

ダクトを復元し、さあどうしたものか…
最初に”排気圧センサー異常”が入っていたのが気になったので修理書の手順とおり取り外し、外観の点検(ホースおよびセンサ本体)してみたが異常はなさそう。
事務所に戻ってメーカーサイトの”リコール・サービスキャンペーン等情報”をチェック、未実施はなかった。
ついでに他に似たような症状のサービスキャンペーンが無いか確認。
ありました”ディーゼルエンジン搭載車の排気圧センサーに
おいて、内部部品であるセンサーチップが排気ガ
ス中の酸成分及び当該センサー周辺の部品から
発生する酸成分により腐食・剥離することがありま
す。その結果、排気圧センサーが導通不良とな
り、エンジン警告灯が点灯し、フェールセーフ制
御により、アイドリングストップが作動しなくなるとと
もに、変速ショックが大きくなるおそれがあります。
また、エンジン警告灯が点灯する前に、一時的に
ターボチャージャー保護制御が働いた場合、加
速不良が発生することがあります。”
そのまんまだ。検索エンジンでも確認すると全く形の違うセンサーに代わってるようだ。

交換前のセンサー

ほぼ間違いないと確信したので、許可を得て部品を注文。

右側が旧タイプ、左側が新タイプ

交換を終えて、ダイアグクリア。走行テストで異常なし。
車台番号でサービスキャンペーンに引っかからなかったのが不運ですね。
センサーで直ってよかったです。ターボならいくらかかることやら。

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